茶殻リサイクルを通して持続可能な社会 へ
株式会社伊藤園
伊藤園は茶殻を"限りある資源の代替原料"として捉え、堆肥や飼料に有効活用するだけでなく、工業製品の原材料に活用する独自技術「茶殻リサイクルシステム」を2001年に確立しました。より付加価値の高い製品を生み出すアップサイクルとして、現在では、茶殻を配合した建材、樹脂、紙製品など100種類以上の茶殻リサイクル製品を開発しています。
2018年には、茶殻リサイクルシステムの技術を応用し、むぎ茶飲料の製造時に排出される“むぎ茶殻”を有効利用する技術開発にも取組み、「むぎ茶殻リサイクルシステム」を確立しました。水分を含んだ状態の“むぎ茶殻”の腐敗を抑え、常温保存して輸送し、むぎ茶殻の接着効果などの特性を活かした工業製品(緩衝材など)を開発しています。
今後も茶殻リサイクルシステムを持続可能なビジネスとして展開し、茶畑から茶殻まで一貫した環境経営を続けていきます。